伊藤郁女・森山未來 『Is it worth to save us?』
世界の著名な振付家の作品に数多く出演し、海外を中心に精力的に活動している伊藤郁女と、俳優/ダンサーの枠を超え、多岐にわたった表現を行う森山未來の2名による初クリエーション『Is it worth to save us?』が実現。
伊藤は5歳よりクラシックバレエを始め、20歳でニューヨーク州立大学パーチェスカレッジへ留学。その後、立教大学で社会学と教育学を専攻し、ニューヨークのアルビン・エイリー・ダンスシアターにて研鑽を積んだ。2015年から、自身のカンパニーをフランス、スイスを拠点に立ち上げ、『私は言葉を信じないので踊る』『私を燃やして』『リアムへ』『ロボット、私の永遠の愛』などを発表。15年には、SACDより新人優秀振付賞、フランス政府より芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受賞した。
いっぽう森山は、様々な舞台、映画、ドラマに出演するいっぽう、ダンスパフォーマ ンスにも参加。13年秋より1年間、文化庁文化交流使としてイスラエルに滞在、Inbal Pinto & Avshalom Pollak Dance Companyを拠点に活動を行った。演劇、ダンスといったジャンルにカテゴライズされない表現者として注目を集めている。主な受賞歴に、第10回日本ダンスフォーラム賞(2015)、映画『怒り』にて、第40回日本アカデミー賞助演男優賞(2017)などがある。
今日の身体表現界で高い評価を得る2名が、互いの身体の親近感、距離感、すれ違いを表現したという『Is it worth to save us?』は、KAAT DANCE SERIES 2018での上演が世界初披露となる。
伊藤郁女・森山未來 『Is it worth to save us?』
演出:伊藤郁女
振付/出演:伊藤郁女・森山未來
日時:2018年10月31日~11月4日
10月31日~11月2日 19:30 / 11月3日~4日 15:00
会場: KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
チケット発売:一般 9月1日~/ KAme(かながわメンバーズ)8月25日~
料金:一般前売 5000 円 (全席指定・税込)
※そのほか各種割引については公式サイトを参照
バレエ・ロレーヌ公演 『SOUNDDANCE』『STEPTEXT』『DEVOTED』
今年は横浜で3年に1度開催されるダンス・フェスティバル「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2018」の開催年にあたり、KAAT DANCE SERIES のラインアップもフェスティバルに参加。そのうちの2作品を横浜アーツフェスティバル実行委員会との協働で上演する。
ホールでの上演は、現在フランスにおいて最高のバレエ団のひとつといわれるカンパニー「バレエ・ロレーヌ」によるの3つのレパートリーに決定。 いまヨーロッパで最注目とされている過激な2人組、セリシア・ベンゴレア/フランソワ・シェニョーによる『DEVOTED』(2015)、バレエを脱構築した鬼才、ウィリアム・フォーサイスの『STEPTEXT』(1985)、そしてポストモダンダンスの巨匠、マース・カニングハムの『SOUNDDANCE』(1973)をトリプルビルで堪能できる。20世紀から21世紀にかけての舞踊の潮流を一望でき、バレエファン、アートファンともに充実のプログラムとなるだろう。
バレエ・ロレーヌ公演 『DEVOTED』『STEPTEXT』『SOUNDDANCE』
日時:2018年9月16日・17日 各日ともに15:00開演
会場:KAAT 神奈川芸術劇場 <ホール>
料金: 全席指定 S席 6000 円 / A席 5000 円 (税込)
U24 3000 円(観劇時24歳以下対象・当日指定席引換・要身分証明書)
高校生以下 1000 円(当日指定席引換・要学生証)
シルバー 5500 円(観劇時65歳以上対象)
※なお、チケットの取り扱いについては公式サイトを参照
このほか、さわひらき×島地安武、北村明子、マチュラン・ボルズ、ルーン・プロダクションらによるプログラムも。各詳細は「KAAT DANCE SERIES 2018」公式サイトの情報を追う。