三宅信太郎は1970年東京生まれの美術家。96年に多摩美術大学絵画学科版画専攻を卒業、現在も東京を拠点に活動を行っている。ドローイング、立体、パフォーマンス、映像など、様々なメディアによって表現される自由で独創的な世界観は、国内外問わず高く評価され、これまでにイタリア、オーストリア、ベルリン、台湾など世界各国で個展を開催してきた。
今回、東京の銀座 蔦屋書店で開催される三宅信太郎展は、展示会場の場所性をユニークに取り上げ、「果てしない夜景」をテーマに展開されるもの。「果てしない夜景」には、「建物の中の光の数と同じだけ、人々の生活や人生が存在するように、そこには果てしない夜景が広がっている」という三宅のイメージが反映されている。
本展は、段ボールや厚紙などでつくられた色とりどりの様々な建物を並べ、積み上げ、組み合わせることによって、銀座 蔦屋書店の中に「街」を出現させるという。加えて会期中には、本展に合わせて刊行された三宅の活動をまとめた作品集や、三宅の作品をモチーフとした銀座 蔦屋書店オリジナルグッズも発売される予定だ。