4つの会場とウェブが連動。
「富士山展1.0」が提案する新しい
展覧会のかたちとは?

AWAJI Cafe & Galleryをはじめとする4つの会場とウェブサイトを舞台とした展覧会「富士山展1.0」が、1月21日まで開催されている。会期中、作品展示やトークイベントなどのほか、アートプラットフォーム「startbahn」との連動企画も行われる。

キービジュアル ©️ 山本悠

 「富士山展」は、多様なジャンルのクリエーターがそれぞれの「富士山」を描くウェブ連動・双方向型の展覧会。2回目の開催となる今回は、前回の「富士山展β」をアップデートし、オークション機能を持つウェブサイト「startbahn」とも連動しながら、AWAJI Cafe & Gallery、野方の空白、パープルーム予備校、BRÜCKEの4会場で展覧会やイベントを実施する。

 中心会場となるAWAJI Cafe & Galleryでは、愛☆まどんな、飯田竜太(Nerhol)、uraunyなどの美術作家をはじめ、マンガ家、音楽家、芸人、起業家、研究者など約30名が作品展示を行うほか、「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」とのコラボレーション企画も開催。そのほか、野方の空白では、泰平、丹原健翔によるユニット「AKAFUJI」が富士山のローカルアイドル3776(みななろ)を素材にした作品を展示。パープルーム予備校では、一日限定の展示「晩餐会。パープルクッキング〜富士山型の新メニュー〜」が行われる。

 また、会期中、すべての出展作品はstartbahn上に掲載され、一部はオークションで購入することができる。さらに、公式に選ばれたピッカーによるコメントや、批評再生塾生によるレビューをウェブ上で公開するなど、美術鑑賞の新たなあり方を提案する展覧会を目指す。

編集部

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