イメージを超えた表象──音が担ってきた歴史
──次に、イメージを超えた表象についてうかがいたいと思います。あなたはこれまで、表象は視覚的なものに限定されるのではなく、音を通しても歴史が担われ、聴かれることがあると語ってきました。音はいかにして歴史を持ちえるのでしょうか。またそれは、コビナ・マーサーが「表象の重荷」(*1)と呼んだ問題と、どのように関係しているのでしょうか。
ボイス 表象についての問いを考えるにあたって、今回の展覧会には含まれていませんが、言及することが大事だと感じる作品があります。2007年に制作した《For You, Only You》です。この作品は、オックスフォード大学での長期的なプロジェクトを通じて発展しました。ラスキン美術学校の研究員であったポール・ボナヴェンチュラが、アーティストを大学内の他分野やカレッジと協働させることを目的として立ち上げたプロジェクトです。



















