被爆80周年記念「記憶と物 ―モニュメント・ミュージアム・アーカイブ―」(広島市現代美術館)

広島市現代美術館で9月15日まで特別展「被爆80周年記念 記憶と物 ―モニュメント・ミュージアム・アーカイブ―」が開催されている。
本展は、戦争や原爆の記憶と美術表現との関係をテーマとし、戦中につくられた銅像やそのつくり手、そして戦後に再建された像の例から、それらが関係した記憶の形成、忘却、再構成について思考を巡らせるもの。加えて、モニュメント、ミュージアム、アーカイヴといった記憶形成にかかわるものや活動を主題とするアーティストたちの試みを紹介。「ヒロシマ」をテーマとした同館のコレクションをあわせて展示することで、過去の営みと対話的に向きあう姿勢や、表現や制度を通して形成される戦争の記憶、当事者性、過去を継承する可能性についての対話的と建設的な議論、そして思索の場を提起するものとなっている。詳しいレポート記事はこちら。
会期:2025年6月21日~ 9月15日
会場:広島市現代美術館 B展示室
住所:広島県広島市南区比治山公園1-1
電話番号:082-264-1121
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし8月11日、9月15日は開館)、8月12日
料金:一般 1600円 / 大学生 1200円 / 高校生・65歳以上 800円 / 中学生以下無料
「ゴヤからピカソ、そして長崎へ 芸術家が見た戦争のすがた」(長崎県美術館)

長崎にとって被爆80年の節目である今年、長崎県美術館では戦争をテーマとした展覧会「ゴヤからピカソ、そして長崎へ 芸術家が見た戦争のすがた」が開催されている。
本展は、原爆のみならず、それを引き起こした戦争に焦点を当てるもの。スペイン美術を標榜する美術館として、収蔵作品であるフランシスコ・デ・ゴヤの版画集〈戦争の惨禍〉を中心に据え、そこから抽出されるテーマに沿って展覧会を構成。〈戦争の惨禍〉全82点とともに、ほかの芸術家たちが戦争をどのように視覚化してきたかを、約180点の作品によって考察する。なお会期中、パブロ・ピカソ《ゲルニカ》の原寸大複製陶板がエントランスロビーに特別展示される。
会期:2025年7月19日~9月7日
会場:長崎県美術館
住所:長崎県長崎市出島町2-1
電話番号:095-833-2110
開館時間:10:00~20:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:7月28日、8月25日 ※8月12日は臨時開館
料金:一般 1500円 / 大学生・70歳以上 1300円 / 高校生以下無料



















