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トライベッカはいかにして新たなギャラリー集積地になったのか? ブームの裏側を探る【4/6ページ】

トライベッカへの集団移動

 2010年代中頃にトライベッカへの移動の先陣を切ったのは、ポストマスターズ(22年に閉廊)、アレクサンダー・アンド・ボニン(23年末に閉業)、ボートラミなど、ベテラン・中堅ギャラリー勢だった。ここ数年は、メガギャラリーたちもこの流れに乗っている。21年にはデイヴィッド・ツヴィルナーが「52 Walker」を、22年にはペース・ギャラリーが「Gallery 125 Newbury」をオープン。異なる名前を冠し、旗艦店とは差別化したプログラムを展開している。

52 Walker
Gallery 125 Newbury

 今年の後半には、ブラム、マリアン・グッドマンといった大手がそれぞれアッパー・イースト・サイド、ミッドタウンのロケーションを畳み、移転してくる。ジャック・シャインマンは、歴史的建造物「時計塔ビル」のなかのスペースを1820万ドル(約26億5000万円)で購入し、1800平米を超える展示空間へと改装中で、こちらも今年中にオープンする予定だ。

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