EXHIBITIONS

ニューヨーク・アートシーン

ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで ー滋賀県立近代美術館コレクションを中心に

アンディ・ウォーホル マリリン 1967 滋賀県立近代美術館蔵

モーリス・ルイス ダレット・ペー 1959 滋賀県立近代美術館蔵

アド・ラインハート トリプティック 1960 滋賀県立近代美術館蔵

アーシル・ゴーキー 無題(バージニア風景) 1943-44頃 滋賀県立近代美術館蔵

 第二次世界大戦後、多様な美術動向が分岐したニューヨーク。大戦中、戦火を逃れてヨーロッパからアメリカに移り住んだ多くの作家たちによって伝えられた近代美術は、国内の若手作家たちを刺激し、それまでにない表現への道を切り拓くきっかけとなった。

 当時、最先端の表現であった「キュビスム」と「シュルレアリスム」を超越する試みとして、20世紀アメリカ美術の最初期に「抽象表現主義」が登場。アクションという画家の激しい身ぶりの結果として、あるいは広漠とした色面の広がりとして、新たな絵画を生み出された。

 1917年にはマルセル・デュシャンが《泉》を発表。そのダダ的な行為が、生活と芸術を等価とみなす「ネオ・ダダ」の作家たちに影響を与え、大量消費社会を背景にアメリカ独自の美術として「ポップ・アート」が花開いた。

 60年代以降は美術の根源を探る還元的な「ミニマル・アート」や「コンセプチュアル・アート」、そしてジャン=ミシェル・バスキアらが台頭した「ニューペインティング」が展開。ニューヨークには多くの日本人も活躍し、その中には後に世界的アーティストとなる草間彌生河原温らもいた。

 本展では、現在休館中の滋賀県立近代美術館が所蔵する、日本屈指の戦後アメリカ美術のコレクションを展示。国内所蔵の優品を加えた100余点によって、ニューヨークを中心としたアメリカ美術の半世紀を紹介する。