EXHIBITIONS

藤原康博「中庭の門」

MORI YU GALLERY KYOTO
2026.07.04 - 08.02

藤原康博《森の入口》(2026)キャンバスに油彩 72.7 × 91.0 cm

 京都市のMORI YU GALLERY KYOTOで、藤原康博による個展「中庭の門」が開催されている。会期は8月2日まで。

 藤原は1968年三重県生まれ。92年に多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業後、2002年にロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツで修士課程を修了。主な展覧会に「Y2 project 藤原康博 -記憶の稜線を歩く」(三重県立美術館柳原義達記念館、2023)、「感覚の領域 今、『経験する』ということ」(国立国際美術館、大阪、2022)、「パラランドスケープ “風景” をめぐる想像力の現在」(三重県立美術館、2019)など。銀座メゾンエルメスやHermès Hong Kong(香港)など国内外のエルメスウィンドウのディスプレイも手がける。コレクションに国立国際美術館(大阪)、三重県立美術館、Hwajeong Museum(韓国)、THYSSEN – BORNEMISZA ART CONTEMPORARY(オーストリア)など。

 本展は、新作含む約15点で構成されている。以下、藤原によるアーティスト・ステートメントとなる。

 「フランツ・カフカの作品に『中庭の門』(池内紀編訳)という寓話がある。仮に中庭を四方が建物に囲まれた空間と捉えるならば、そこは外界から守られた空間であると同時に建物内部とも区別された内でもあり外でもある空間と言える。作品をつくる時もその様な場所を探しているように思う。内でもあり外でもある二項に収まらない場所で、そこは唐突で断片的で不条理であると同時にある種の安定も獲得している場所である。つくることはそこにつながる道を探し、門をたたいてみる行為のように思う」(プレスリリースより)。