EXHIBITIONS
諏訪未知「pantaloon」
gallery21yo-jで、諏訪未知による個展「pantaloon」が開催されている。
諏訪未知は1980年神奈川県生まれ。2003年に多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業後、05年に同大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域を修了した。これまで東京で個展を開催し、展覧会に多く参加している。
諏訪は、自らの身体を通して認識できる世界を絵画空間に再構築する作品を手がけてきた。以下、諏訪によるアーティスト・ステートメントとなる。
「長い部分。しばしば正方形のフォーマットで制作するのは、重心が定まるのを避けるためだ。身体の慣習的な都合のために制度化された機能や秩序など、偶然に過ぎないと考えることが芸術の初手だとすれば、正方形はその疑いの構えを宙吊りにするための構造である。構造が抑圧として働かないはずはない。その事実もまた、宙吊りの構造に含まれると考えると、正方形は落下までの時間を先延ばし、しがみつくための梯子となる。身体と構造のどちらにも不均衡の可能性は交換可能なものとして残される。ただ世界の側に擬態する言葉が必要になる。表象に抗する不条理で幸福な言葉の引力が。自然的な態度の否定の先で、言葉が過酷な運命をたどっている様を目撃するのはあまりにも容易い。それでも言葉に見放されたと思わないでいられるのは、その運命を知りながらなお書き続けた作家たちの静かな持久に負っている。心からの敬意を–。形態は落ちるために止まり、とどめるために動く。従順ではない言葉がユーモアを帯び、像は摩擦を起こし両立せず、盲点が生じる。足元に穴が開き、再びしがみつく。その繰り返し。短い部分。右から履くと長すぎる。左から履くと短すぎる」(2025年11月、諏訪未知、展覧会ウェブサイトより)。
諏訪未知は1980年神奈川県生まれ。2003年に多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業後、05年に同大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域を修了した。これまで東京で個展を開催し、展覧会に多く参加している。
諏訪は、自らの身体を通して認識できる世界を絵画空間に再構築する作品を手がけてきた。以下、諏訪によるアーティスト・ステートメントとなる。
「長い部分。しばしば正方形のフォーマットで制作するのは、重心が定まるのを避けるためだ。身体の慣習的な都合のために制度化された機能や秩序など、偶然に過ぎないと考えることが芸術の初手だとすれば、正方形はその疑いの構えを宙吊りにするための構造である。構造が抑圧として働かないはずはない。その事実もまた、宙吊りの構造に含まれると考えると、正方形は落下までの時間を先延ばし、しがみつくための梯子となる。身体と構造のどちらにも不均衡の可能性は交換可能なものとして残される。ただ世界の側に擬態する言葉が必要になる。表象に抗する不条理で幸福な言葉の引力が。自然的な態度の否定の先で、言葉が過酷な運命をたどっている様を目撃するのはあまりにも容易い。それでも言葉に見放されたと思わないでいられるのは、その運命を知りながらなお書き続けた作家たちの静かな持久に負っている。心からの敬意を–。形態は落ちるために止まり、とどめるために動く。従順ではない言葉がユーモアを帯び、像は摩擦を起こし両立せず、盲点が生じる。足元に穴が開き、再びしがみつく。その繰り返し。短い部分。右から履くと長すぎる。左から履くと短すぎる」(2025年11月、諏訪未知、展覧会ウェブサイトより)。

