EXHIBITIONS
西尾康之「コンパクト化」
ANOMALYで、西尾康之の個展「コンパクト化」が開催される。
西尾は1967年東京都生まれ。91年に武蔵野美術大学造形学部彫刻学科を卒業した。人体像を中心に独自の造形手法を発展させながら、多様な表現を展開している。西尾はこれまで「皮膜」を主題に、自身と環境との接点を「体積のない境界」としてとらえ、世界との関わりを虚ろな媒介を通じて探求してきた。「陰刻鋳造」や仮想空間での造形など、目に見えながら実体のないものを扱う手法により、作家と鑑賞者のあいだに虚無を挟む関係性を形成してきた。
本展のビニールをもちいた立体作品では、膜構造を活用し、内部に支柱群を配して構造を支える仕組みを取り入れている。これにより、通常は完成時に隠れてしまう内部構造を可視化し、作品が内部情報を保持したまま成立することを可能にしている。また、本展覧会では、長編小説『不死』の挿絵に採用されたドローイングも展示する。
西尾は1967年東京都生まれ。91年に武蔵野美術大学造形学部彫刻学科を卒業した。人体像を中心に独自の造形手法を発展させながら、多様な表現を展開している。西尾はこれまで「皮膜」を主題に、自身と環境との接点を「体積のない境界」としてとらえ、世界との関わりを虚ろな媒介を通じて探求してきた。「陰刻鋳造」や仮想空間での造形など、目に見えながら実体のないものを扱う手法により、作家と鑑賞者のあいだに虚無を挟む関係性を形成してきた。
本展のビニールをもちいた立体作品では、膜構造を活用し、内部に支柱群を配して構造を支える仕組みを取り入れている。これにより、通常は完成時に隠れてしまう内部構造を可視化し、作品が内部情報を保持したまま成立することを可能にしている。また、本展覧会では、長編小説『不死』の挿絵に採用されたドローイングも展示する。

