現実と非現実の境界を描く。「野又 穫 Continuum 想像の語彙」が東京オペラシティ アートギャラリーで開催へ
現実と地続きにある非現実のような独特な世界を描く画家・野又穫。その東京オペラシティ アートギャラリーの企画展示室では初となる個展「野又 穫 Continuum 想像の語彙」が、7月6日〜9月24日の会期で開催される。
![](https://bt.imgix.net/magazine/27375/main/1687397630787_47a56b321e2f5b1942367fe353a2a951.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1472&h=828&fit=clip&rect=0,37,2000,1125&v=17)
現実と地続きにある非現実のような独特な世界を描く画家・野又穫(1955〜)。その東京オペラシティ アートギャラリーの企画展示室では初となる個展「野又 穫 Continuum 想像の語彙」が、7月6日〜9月24日の会期で開催される。
![](https://bt.imgix.net/magazine/27375/content/1687397646040_c0b4fa68a5885e10e0581c7284e04577.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)
野又は東京藝術大学でデザインを学んだのち、広告代理店のアートディレクターとして勤務するかたわら絵画を制作。1986年に佐賀町エキジビット・スペースでの個展を皮切りに、いくつかの個展を開催して作家活動に専念することとなり、以降「知る人ぞ知る」作家として熱心なファンの注目を集めてきた。東京オペラシティ アートギャラリーのコレクション寄贈者・寺田小太郎も野又作品のファンであり、1980年代より毎年作品を収集。現在では代表作40点あまりが収蔵されている。
そんな野又は2020年、イギリスの有力ギャラリー、ホワイト・キューブにてオンライン個展が開催されたのちに、同ギャラリーに所属。一躍世界を舞台とする作家となった。そのきっかけとなったのは、04年に来日した同ギャラリーディレクターが東京オペラシティ アートギャラリーで野又の個展を観たことがきっかけとなっている。
本展では、同館のコレクションや作家所蔵のものを含む、初期から最新作までを一堂に展示。野又作品の全貌が総覧されるとともに、ひとりのコレクターと作家の関係から始まったこのストーリーも、展示を通じて伝わってくる内容となるだろう。
![](https://bt.imgix.net/magazine/27375/content/1687397652883_0251a91831be6623447858c453347be3.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)
![](https://bt.imgix.net/magazine/27375/content/1687397662672_94ca0cbd6c1bcb5d09597b887a4cbb24.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)