EXHIBITIONS
ニコラ・ビュフ「キューピッドの帰還」
メグミオギタギャラリーで、ニコラ・ビュフによる個展「キューピッドの帰還」が開催されている。
ニコラ・ビュフは1978年フランス・パリ生まれ。パリ国立高等美術学校を卒業後、2014年に東京藝術大学博士課程を修了。ヨーロッパの古典文学から日本やアメリカのサブカルチャーまで、学識と大衆文化を混在させた多面的で総合的な世界を創造してきた。1980〜90年代、フランスにおける日本の大衆文化に影響を受けたビュフは、アニメ、特撮、漫画、ゲームへの情熱を育んだ。その後、大学研究を通して、中世、ルネサンスやバロックを参照しながら制作した。
本展では、ギャラリーの空間全体を使ったビュフの壁画、絵画や立体作品を展示。ローマ皇帝ネロの宮殿(64)をはじめ、ルネサンスを通じて見られるような、グロテスク様式を基調としたビュフの壁画には、古今東西の動植物やロボットなどが連続して装飾的に描かれている。会場では、"Serio Ludere"(真剣に遊ぶ)という概念のもと、知性と親しみやすさを兼ね備えた独創性のあるビュフの作品が並ぶ。
なお、現在の同スペースは、2010年にビュフの個展で始まり、本展にて閉幕、3月末に移転となる。
ニコラ・ビュフは1978年フランス・パリ生まれ。パリ国立高等美術学校を卒業後、2014年に東京藝術大学博士課程を修了。ヨーロッパの古典文学から日本やアメリカのサブカルチャーまで、学識と大衆文化を混在させた多面的で総合的な世界を創造してきた。1980〜90年代、フランスにおける日本の大衆文化に影響を受けたビュフは、アニメ、特撮、漫画、ゲームへの情熱を育んだ。その後、大学研究を通して、中世、ルネサンスやバロックを参照しながら制作した。
本展では、ギャラリーの空間全体を使ったビュフの壁画、絵画や立体作品を展示。ローマ皇帝ネロの宮殿(64)をはじめ、ルネサンスを通じて見られるような、グロテスク様式を基調としたビュフの壁画には、古今東西の動植物やロボットなどが連続して装飾的に描かれている。会場では、"Serio Ludere"(真剣に遊ぶ)という概念のもと、知性と親しみやすさを兼ね備えた独創性のあるビュフの作品が並ぶ。
なお、現在の同スペースは、2010年にビュフの個展で始まり、本展にて閉幕、3月末に移転となる。