EXHIBITIONS
令和6年度第4期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展
ろうけつ染の世界 新収蔵作品を交えて
横須賀美術館で「令和6年度第4期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 ろうけつ染の世界 新収蔵作品を交えて」が開催される。
谷内六郎は、1956年に『週刊新潮』が創刊されたときから、81年に本人が世を去るまでの四半世紀にわたり、約1300点にのぼる表紙絵を描いた。横須賀美術館では1年に4回作品を入れ替え、様々な切り口から谷内六郎の表紙絵の世界を紹介している。
本展では、ろうけつ染によってつくられた表紙絵原画を展示。また、昨年度に谷内六郎の遺族から寄贈された、ろうけつ染のハンカチや帯、風呂敷などをあわせて紹介する。これらの寄贈作品は、谷内が『週刊新潮』表紙絵を手がける以前から50年代終わりにかけて、兄の四郎が中心となって経営していた染色工房「らくだ工房」でつくられたものだ。
ろうけつ染は、溶かした蝋を防染剤として布に塗り、布を染料で染めた後に蝋を洗い流すと、蝋を塗った部分が白く染め抜かれて模様となる技法。蝋の厚みによって染まる色の濃さに違いが生まれ、固まった蝋にひびを入れると、ひびの部分に染料が入り複雑な模様ができる。本展ではこれらの技を駆使して、谷内らしい絵柄が表現された作品を見ることができる。
谷内六郎は、1956年に『週刊新潮』が創刊されたときから、81年に本人が世を去るまでの四半世紀にわたり、約1300点にのぼる表紙絵を描いた。横須賀美術館では1年に4回作品を入れ替え、様々な切り口から谷内六郎の表紙絵の世界を紹介している。
本展では、ろうけつ染によってつくられた表紙絵原画を展示。また、昨年度に谷内六郎の遺族から寄贈された、ろうけつ染のハンカチや帯、風呂敷などをあわせて紹介する。これらの寄贈作品は、谷内が『週刊新潮』表紙絵を手がける以前から50年代終わりにかけて、兄の四郎が中心となって経営していた染色工房「らくだ工房」でつくられたものだ。
ろうけつ染は、溶かした蝋を防染剤として布に塗り、布を染料で染めた後に蝋を洗い流すと、蝋を塗った部分が白く染め抜かれて模様となる技法。蝋の厚みによって染まる色の濃さに違いが生まれ、固まった蝋にひびを入れると、ひびの部分に染料が入り複雑な模様ができる。本展ではこれらの技を駆使して、谷内らしい絵柄が表現された作品を見ることができる。