EXHIBITIONS
新野洋「Crystallization」
YOD Gallery(東京・天王洲)で、新野洋による個展「Crystallization」が開催されている。
新野は、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)洋画科を卒業後、オーストリアに渡り、ウィーン美術アカデミーで修士号を取得。現在は、京都南部の自然豊かな山間部のスタジオを拠点に活動している。本展は、新野による東京での初の大規模個展となる。
新野は、生物がどのように自らの体を形づくるのか、また自然の摂理を知りたいという好奇心から作品制作を始め、日々の自然観察をもとに作品制作をし続けてきた。作品制作は、自然物の採取から始まり、型取りや樹脂での複製を通じて、もとの生物とは異なる「いきもの」を再構築。こうして創出される「いきもの」は、たんなる架空の生物の制作ではなく、自然が生み出す形態の普遍性を探求し、生命の根源的なかたちを顕在化させるための自然との対話である。また、自然の造形が凝縮され、かたちになったその「いきもの」は、採取した地域性を色濃く映し出すだけでなく、人の手ではつくりだせない記憶も内包し、命あるもののようにとらえることができる。
本展は、動物の骨を型取りし、樹脂成形されたパーツを雪の結晶のように組みあわせた大型作品《進化のパズル》や、未発表の新作を含む約17点の作品で構成され、自然界にあったものが異なる姿で現れる展示空間のなかで、自然造形の美しさを感じることができるとともに、生と死を超えてつながる生命の循環を体感させるだろう。
新野は、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)洋画科を卒業後、オーストリアに渡り、ウィーン美術アカデミーで修士号を取得。現在は、京都南部の自然豊かな山間部のスタジオを拠点に活動している。本展は、新野による東京での初の大規模個展となる。
新野は、生物がどのように自らの体を形づくるのか、また自然の摂理を知りたいという好奇心から作品制作を始め、日々の自然観察をもとに作品制作をし続けてきた。作品制作は、自然物の採取から始まり、型取りや樹脂での複製を通じて、もとの生物とは異なる「いきもの」を再構築。こうして創出される「いきもの」は、たんなる架空の生物の制作ではなく、自然が生み出す形態の普遍性を探求し、生命の根源的なかたちを顕在化させるための自然との対話である。また、自然の造形が凝縮され、かたちになったその「いきもの」は、採取した地域性を色濃く映し出すだけでなく、人の手ではつくりだせない記憶も内包し、命あるもののようにとらえることができる。
本展は、動物の骨を型取りし、樹脂成形されたパーツを雪の結晶のように組みあわせた大型作品《進化のパズル》や、未発表の新作を含む約17点の作品で構成され、自然界にあったものが異なる姿で現れる展示空間のなかで、自然造形の美しさを感じることができるとともに、生と死を超えてつながる生命の循環を体感させるだろう。