NAMコレクション2024 特集展示　自然と人間／あいだの美術

　長野県立美術館で「NAMコレクション2024 特集展示　自然と人間／あいだの美術」が開催されている。

　同館は、1966年に財団法人信濃美術館として発足して以来、郷土作家による作品や、信州の自然を描いた風景画を中心に作品を収集してきた。日本の近代美術を基軸としたコレクションには、信州の地に根差したことで見つめられた風景や、この地を訪れた画家の眼差しによって観察された風景など、様々な美術家によって見出された「自然」が描かれている。また、4600点を超える収蔵品のなかには、図案やイラストレーション、ことばを用いた作品など、従来の絵画・立体作品の範囲にとどまらない、多様な表現や形態を用いた美術作品も含まれている。

　本展では、「自然と人間／あいだの美術」の二部構成によって、普段展示する機会が少ない作品も交え、NAM（長野県立美術館）コレクションを特集。第一部では、近代日本美術における自然表現の断片をたどり、第二部では作品と資料の「あいだ」に位置する近現代の芸術表現を紹介する。