EXHIBITIONS
オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト
隈研吾の「コツゴツ」哲学 過去から未来へ生き残るデザイン―髙田賢三へのオマージュ
姫路市立美術館で「隈研吾の『コツゴツ』哲学 過去から未来へ生き残るデザイン―髙田賢三へのオマージュ」が開催されている。
「姫路は日本建築の聖地である」と言う隈研吾は、2021年より当地の姫路城、書寫山圓教寺、そして姫路市立美術館の三大建築美に向きあい、その本質を独自のオノマトペ表現で「姫路城はツンツン、圓教寺はパラパラ、姫路市立美術館はコツコツ」と読み解いた。そして複数のプロジェクトを経た2024年度、空間と時間の概念をあわせ持つオノマトペ「コツコツ」とそれを発展させた「コツゴツ」という造語を通じて、隈はその最新の境地を展観する。
本展では、隈がリノベーションを行ったパリの旧髙田賢三邸を再現した新作の模型、映像やモックアップ、髙田の作品・遺愛品で構成されるインスタレーション、その他建築模型やモックアップ約30点を展示し、隈と髙田の響き合うデザイン思考を紐解く。また、書寫山圓教寺で進行中の「はづき茶屋プロジェクト」の成果を模型として披露。
はづき茶屋は、隈が敬愛する武田五一が設計した摩尼殿に対面して建つ休憩所で、参籠者が身を清めた湯屋を起源とする。茶屋の名の由来となった開基・性空上人と和泉式部の出会いの伝説のように、武田と隈の時を超えた対話を通じて未来のはづき茶屋のイメージが展開される。
「姫路は日本建築の聖地である」と言う隈研吾は、2021年より当地の姫路城、書寫山圓教寺、そして姫路市立美術館の三大建築美に向きあい、その本質を独自のオノマトペ表現で「姫路城はツンツン、圓教寺はパラパラ、姫路市立美術館はコツコツ」と読み解いた。そして複数のプロジェクトを経た2024年度、空間と時間の概念をあわせ持つオノマトペ「コツコツ」とそれを発展させた「コツゴツ」という造語を通じて、隈はその最新の境地を展観する。
本展では、隈がリノベーションを行ったパリの旧髙田賢三邸を再現した新作の模型、映像やモックアップ、髙田の作品・遺愛品で構成されるインスタレーション、その他建築模型やモックアップ約30点を展示し、隈と髙田の響き合うデザイン思考を紐解く。また、書寫山圓教寺で進行中の「はづき茶屋プロジェクト」の成果を模型として披露。
はづき茶屋は、隈が敬愛する武田五一が設計した摩尼殿に対面して建つ休憩所で、参籠者が身を清めた湯屋を起源とする。茶屋の名の由来となった開基・性空上人と和泉式部の出会いの伝説のように、武田と隈の時を超えた対話を通じて未来のはづき茶屋のイメージが展開される。