EXHIBITIONS

中村潤「こうです」

hitoto
2024.10.12 - 11.02

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 hitotoで、中村潤による個展「こうです」が開催されている。

 中村潤は1985年京都府生まれ。2011年に京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。紙や糸、糸くずなど、身近な素材を触り、眺めて、柔らかい彫刻をつくる。小学校の図工の先生や、つくることにまつわるワークショップの活動もしている。

 本展に際して、中村は次のように述べている。

「紙や糸、糸くずなどを素材に、縫う、編む、絡める、束ねる、折る、のような生活のなかにある技法で形をつくります。大小様々な柔らかい彫刻です。何かを見たり触ったり食べたりして、構造や仕組みを知ったときの実感をそのまま形にできたらと思います。糸くずのへなへなしたものを少しねじって置きました。紙と紙を縫いあわせて光をすかせてみたら、向こうの縫い目も見えました。糸を絡ませていくうちに固く平らになってきたので、棒にして持ったら愉快です。軽くて小さいものを置くのに丁度いい、ぺらぺらの台を方眼紙でつくりました。と、ここ最近の『これを こうやって こうしました』の色や形を『こうです』と並べます」(展覧会ウェブサイトより)。