EXHIBITIONS

再興第109回 院展

2024.10.05 - 10.27

松岡歩 群泳 【第30回足立美術館賞受賞作】

 足立美術館 新館で「再興第109回 院展」が開催されている。

「院展」の名で親しまれる日本美術院は、1898(明治31)年に創立された美術団体である。横山大観、菱田春草、下村観山らが中心となり、新しい時代にふさわしい日本画を切り開くための研究に打ち込んだ。一時活動を休止するが、1914(大正3)年に再興。画家たちは研鑽を積み、院展を舞台に数々の名作や話題作を発表した。その後も今日にいたるまで、院展は優れた画家を輩出し、画壇を代表する団体のひとつとして重要な役割を果たしている。

 同館では、日本美術院同人の新作や各賞の入賞作など、総数90点を展示。本展は、中国地方ではもっとも早い開催となっている。