EXHIBITIONS
Aleatoric composition
家山美祈、玉井佐知、藤田薫、雪寧アキラ
GALLERY TOMOで、家山美祈、玉井佐知、藤田薫、雪寧アキラによる展覧会「Aleatoric composition」が開催されている。
本展に寄せて、GALLERY TOMOの青山知相は次のように述べている。
「これまで、予算の関係もあり、取扱いアーティストを絞って集中したプロモーションを心がけてきましたが、このたった5年間のあいだのとてつもなく早い社会の変容や常識が次々に更新されていく様を目撃し、また自らが年をとっていくことも改めて実感しました。
アートフェアや百貨店など外部での展示も増え、人の出入りも多くなっていくなかで、ギャラリーの硬直化した部分も少々気になりました。
プライマリーのアーティストのつくり出した作品が、どのようにすれば社会との関係性のなかで根付いていくのか、様々な考察をこれまでしてきましたが、改めて外からの血を入れることの必要性を感じ、取り扱いのアーティストを拡げることとしました。
家山美祈による陶土とガラスの補完しあう素材の関係性。有機的でありつつ無機質でもある両方の素材の特性が絡みあい、形をなす様は、世界に遍く存在する様々な衝突がじつは解決可能ではないかと思わせる。
玉井佐知による型染を用いた『人間』をテーマとした平面作品。こちらも孤独では存在しえない命を表したもの。自己と他者との関係性のなかで生きる命を動感ある描写で描く大作。
藤田薫の立体。そうした命が自然のなかでサーキュレーションしていく、そして凛とした気品ある女性の美しさを形のなかに留める乾漆彫刻。
雪寧アキラが油彩を織り交ぜて描く、和文化の伝統的なモチーフ・表象。神をも導きながら街中に喧騒をもたらし人々に疎まれるカラスの寂寞した個性。
とくにきれいな調和を狙ったわけではなく、私がこれまで出会ったアーティストのなかから直感的に選んだアーティストの作品が異なる素材やコンセプトであっても、単独ではなく複合されることによって表れるポテンシャルを楽しんでいただけるのではないかと考えています」(展覧会ウェブサイトより)。
本展に寄せて、GALLERY TOMOの青山知相は次のように述べている。
「これまで、予算の関係もあり、取扱いアーティストを絞って集中したプロモーションを心がけてきましたが、このたった5年間のあいだのとてつもなく早い社会の変容や常識が次々に更新されていく様を目撃し、また自らが年をとっていくことも改めて実感しました。
アートフェアや百貨店など外部での展示も増え、人の出入りも多くなっていくなかで、ギャラリーの硬直化した部分も少々気になりました。
プライマリーのアーティストのつくり出した作品が、どのようにすれば社会との関係性のなかで根付いていくのか、様々な考察をこれまでしてきましたが、改めて外からの血を入れることの必要性を感じ、取り扱いのアーティストを拡げることとしました。
家山美祈による陶土とガラスの補完しあう素材の関係性。有機的でありつつ無機質でもある両方の素材の特性が絡みあい、形をなす様は、世界に遍く存在する様々な衝突がじつは解決可能ではないかと思わせる。
玉井佐知による型染を用いた『人間』をテーマとした平面作品。こちらも孤独では存在しえない命を表したもの。自己と他者との関係性のなかで生きる命を動感ある描写で描く大作。
藤田薫の立体。そうした命が自然のなかでサーキュレーションしていく、そして凛とした気品ある女性の美しさを形のなかに留める乾漆彫刻。
雪寧アキラが油彩を織り交ぜて描く、和文化の伝統的なモチーフ・表象。神をも導きながら街中に喧騒をもたらし人々に疎まれるカラスの寂寞した個性。
とくにきれいな調和を狙ったわけではなく、私がこれまで出会ったアーティストのなかから直感的に選んだアーティストの作品が異なる素材やコンセプトであっても、単独ではなく複合されることによって表れるポテンシャルを楽しんでいただけるのではないかと考えています」(展覧会ウェブサイトより)。