アーカイブルーム2024　ピックアップアーティスト：伊吹拓

　ブルームギャラリーで「アーカイブルーム2024　ピックアップアーティスト：伊吹拓」が開催されている。

　ブルームギャラリーは、新プロジェクト「アーカイブルーム」の初の展覧会として、関西を拠点に活動する画家・伊吹拓を選出し、伊吹の初期の写真や絵画作品、関連資料を中心に紹介。

「アーカイブルーム」は、思い出や作品を次世代に伝えるためのフォトアーカイブプロジェクトだ。ブルームギャラリーの15周年を記念してスタートしたこのプロジェクトは、写真プリント「マイコレプリント」（ブルームギャラリーが考案した、写真プリントを用いて思い出や作品を整理する体験サービス）を活用した独自のファイリングシステムで作家活動を残していくことで、作家の創作の原点を探り、写真の価値とその可能性を追求する。

　プロジェクト1年目の2024年は、画家・伊吹拓をピックアップし、伊吹の大学院時代までの初期作品にスポットを当てる。ブルームギャラリーの展示空間を「アーカイブルーム」ととらえ、作品や資料の展示を見てもらうなかで、作家の創作の背景や源、軌跡をたどる。また、閲覧コーナーでは、本展にあわせて制作された伊吹の作品コレクションアルバムを通して過去から現在に至るまでの作品の推移を垣間見ることができる。