EXHIBITIONS
福田周平「外部性の断片」
229GALLERYで、福田周平による個展「外部性の断片」が開催されている。
福田は、作品のまわりに広がる「連続的な空間」にも、対象化され認識される以前の無限に広がる「場」の存在を見出し、素材性を帯びて還元される作品群を提示。そこでは、作品は「場」と時間的、空間的、物質的に連続性を帯びた関係性のなかに解き放たれ、変容する様を見せる。主体と客体の関係性を予見させる、見るという行為ではなく、自己同一的な「客体」と「出来事」の相補的な関係性のなかで見るという行為をとらえたとき、観者は作品と自身とに連続的に広がる空間を見つめ始めるだろう。
また、本展では、美術印刷を手がけるサンエムカラーとのコラボ作品も展示。複製技術として美術のコンテクストでは敬遠されてきた印刷技術をひとつの技法としてとらえることを試みる。福田がこれまで実践してきた日本の伝統的な技法と最新の印刷技術が織りなす化学反応は、複製技術が美術のコンテクストのなかで持つスタンスへの挑戦でもあるという。
福田は、作品のまわりに広がる「連続的な空間」にも、対象化され認識される以前の無限に広がる「場」の存在を見出し、素材性を帯びて還元される作品群を提示。そこでは、作品は「場」と時間的、空間的、物質的に連続性を帯びた関係性のなかに解き放たれ、変容する様を見せる。主体と客体の関係性を予見させる、見るという行為ではなく、自己同一的な「客体」と「出来事」の相補的な関係性のなかで見るという行為をとらえたとき、観者は作品と自身とに連続的に広がる空間を見つめ始めるだろう。
また、本展では、美術印刷を手がけるサンエムカラーとのコラボ作品も展示。複製技術として美術のコンテクストでは敬遠されてきた印刷技術をひとつの技法としてとらえることを試みる。福田がこれまで実践してきた日本の伝統的な技法と最新の印刷技術が織りなす化学反応は、複製技術が美術のコンテクストのなかで持つスタンスへの挑戦でもあるという。

