EXHIBITIONS
うえだあやみ「遠くのまばたき 目の前のながめ」
hitotoで、うえだあやみによる個展「遠くのまばたき 目の前のながめ」が開催される。
うえだあやみは1995年京都府生まれ。2019年に成安造形大学芸術学部芸術学科美術領域洋画コース研究生を修了。うえだは、自身が見た風景を写真に残し、記憶と写真という主観的な視線と客観的な視線のある景色を行き来しながらドローイングを重ね、油絵を描いてきた。油絵では視線の揺らぎや形の曖昧さを、グリッドで分割した画面によって表現。風景の再現ではなく、自分がその場にいて見ていたことそのものを掴もうとしている。
本展に寄せて、うえだは次のように語っている。
「目の前にあるのに手が届かない、触れないものに、視線でふれられないかとよく考える。子供の頃に壁の模様をずっと目で追っていたように、かたちの輪郭だけを目で追って、ふれていく。ものの正しいかたちや意味から少し離れて、そのときの視線の揺らぎや、そのとき見ていたということそのものに絵でふれたい。描き進めていくときに、かたちが見えてくる直前のような、何が描かれているか見えてもいるし見えていなくもあるそのギリギリの予感を絵にとどめたい。絵に描いてもその景色は、目の前にいるまま遠くにいてほしい」(展覧会ウェブサイトより)。
うえだあやみは1995年京都府生まれ。2019年に成安造形大学芸術学部芸術学科美術領域洋画コース研究生を修了。うえだは、自身が見た風景を写真に残し、記憶と写真という主観的な視線と客観的な視線のある景色を行き来しながらドローイングを重ね、油絵を描いてきた。油絵では視線の揺らぎや形の曖昧さを、グリッドで分割した画面によって表現。風景の再現ではなく、自分がその場にいて見ていたことそのものを掴もうとしている。
本展に寄せて、うえだは次のように語っている。
「目の前にあるのに手が届かない、触れないものに、視線でふれられないかとよく考える。子供の頃に壁の模様をずっと目で追っていたように、かたちの輪郭だけを目で追って、ふれていく。ものの正しいかたちや意味から少し離れて、そのときの視線の揺らぎや、そのとき見ていたということそのものに絵でふれたい。描き進めていくときに、かたちが見えてくる直前のような、何が描かれているか見えてもいるし見えていなくもあるそのギリギリの予感を絵にとどめたい。絵に描いてもその景色は、目の前にいるまま遠くにいてほしい」(展覧会ウェブサイトより)。

