EXHIBITIONS

宮本和子 個展

2024.06.01 - 07.13

Kazuko Miyamoto Untitled 1972/73 117 Hester Street Studios, New York ©️ Kazuko Miyamoto. Courtesy of EXILE, Vienna and Take Ninagawa, Tokyo.

 Take Ninagawaで、宮本和子による個展が開催される。

 1964年に拠点をニューヨークに移した宮本は、平面を越えた空間や鑑賞者の身体を取り込むインスタレーションを展開し、当時白人男性中心の米国美術界で広がったミニマリズムのムーヴメントを再定義した。

 本展では、1970〜80年代にかけて構想されたString Construction(糸の構造体)とドローイング作品を紹介。初めて実現される作品とあわせ、1972年に設立された全米初の女性アーティスト協同組合によるアートスペース「A.I.R.ギャラリー」で紹介された作品や、宮本が住んでいた117 Hester Streetのレンガ壁にインスタレーションを施した初期の代表作を発表する。

 ウィーンのベルヴェデーレ21での回顧展を9月に控え、同廊では4年ぶりの個展となる。