EXHIBITIONS

石川九楊大全

2024.06.08 - 06.30, 2024.07.03 - 07.28

石川九楊 徒然草 No.22 1993 95 × 62 cm 前期展示作品

石川九楊 「ヨーロッパの戦争」のさなかに──人類の未熟について 2023 95cm×60cm 後期展示作品

 上野の森美術館で「石川九楊大全」が開催される。

 石川九楊(いしかわ・きゅうよう)は1945年福井県生まれ。書家。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、文字文明研究所所長を経て、現在、京都精華大学名誉教授。「書は筆蝕の芸術である」ことを解き明かし、書の構造と歴史を読み解く。評論家としても活躍し、日本語論、日本文化論は各界にも大きな影響を与えている。作品制作、執筆活動、いずれの分野でも最前線の表現と論考を続け、現在までに書作品2000点、著書100点以上を世に送り出した。

 本展では、現代における書の美を追究し、言葉と格闘し続けてきた石川九楊の書作品2000点から厳選した300点余を、前期・後期ひと月ごとにすべて掛け替える大規模連続展覧会として、2ヶ月にわたり公開する。