EXHIBITIONS

企画展

シンフォニー・オブ・アート-イメージと素材の饗宴

2024.04.20 - 06.23

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 群馬県立館林美術館で、企画展「シンフォニー・オブ・アート-イメージと素材の饗宴」が開催されている。

 多くの音で構成される交響曲のように、アート作品も多様な要素が集まることでつくられているものがある。本展は、アート作品の表現や成り立ちを「集める」という視点から注目し、同館コレクションを中心に様々な作品を紹介するものとなっている。

 はじめに、アート作品の表現に「集められた」要素を探す。パターン化した色やかたちを集積した表現による絵画、同じモチーフを集めて構成した立体などのほか、ストーリーを伝えるために多くのモチーフが集められた物語的な表現を紹介。同じ素材を集めたり、異なる素材を積み重ねたりする表現も取り上げる。また、繊維素材を集めて制作される「ファイバーアート」作品も紹介。同館コレクションや、ゲスト・アーティストによる展示に加え、染織作品の紹介を活動方針のひとつとしてファイバーアートを収集してきた群馬県立近代美術館のコレクションから作品を紹介し、開館50周年を迎える同館の活動にも触れる。

 おもな出品作家は、宇佐美圭司、梅沢和木、太田三郎、オノサト・トシノブ、金田実生、亀山知英、清水柾博、熊井恭子、小瀬村真美、コバヤシ麻衣子、小林尚美、佐久間美智子、田中敦子、司修、勅使河原蒼風、徳重惠美子、戸谷成雄、福田美蘭、藤岡蕙子、山口晃、山中現、横尾忠則、吉村正郎、渡辺香奈、出居麻美、徂徠友香子、スタン・アンダソン、トマス・ビューイック、トニー・クラッグ、ラウル・デュフィ、フランソワ・ラフランカ、マリア・ルゴッシー、ジャン=ミッシェル・ムーリス、ベン・ニコルソン、パブロ・ピカソ、ホセ・マリア・シシリア、ボスコ・ソディ、ニルス=ウド、クロード・ヴィアラ、アンディ・ウォーホル。