EXHIBITIONS
企画展「小金沢健人×佐野繁次郎 ドローイング/シネマ」
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で、企画展「小金沢健人×佐野繁次郎 ドローイング/シネマ」が開催されている。
本展は、現代美術作家と同館の所蔵作家を取り上げ、ひとつの視点でそれぞれの作品に新たな側面を読む展覧会。絵画・映像・立体で国際的に活動する小金沢健人と、独特の描き文字と線画による装幀・挿画が油彩画と並び多くのファンを持つ佐野繁次郎の線描(ドローイング)の作品において、ふたりの仕事はニュアンスに富んだ描線と余白を共通項とする。
線を引いて像(イメージ)を描き出す「ドローイング」は、カット/イラストレーションとどう異なるのか、イメージの連なりがもたらす動きの感覚とは。新作の映像の原画として今回の展示では、小金沢健人が美術館所蔵の佐野繁次郎作品に目を通し、自ら数百点をセレクトした。映画のワンシーンを思わせる洒脱なイメージで物語を広げる佐野のカット原画をもとに、小金沢が、時間と空間、平面と立体へと展開する新作のインスタレーションをつくり出す。
ダンサーやミュージシャンなど、他領域のアーティストとのコラボレーションを数多く手がけてきた小金沢が、自身と同じ「線を描く人」と時代を超えて協働する異色の「上映」に、注目してほしい。
本展は、現代美術作家と同館の所蔵作家を取り上げ、ひとつの視点でそれぞれの作品に新たな側面を読む展覧会。絵画・映像・立体で国際的に活動する小金沢健人と、独特の描き文字と線画による装幀・挿画が油彩画と並び多くのファンを持つ佐野繁次郎の線描(ドローイング)の作品において、ふたりの仕事はニュアンスに富んだ描線と余白を共通項とする。
線を引いて像(イメージ)を描き出す「ドローイング」は、カット/イラストレーションとどう異なるのか、イメージの連なりがもたらす動きの感覚とは。新作の映像の原画として今回の展示では、小金沢健人が美術館所蔵の佐野繁次郎作品に目を通し、自ら数百点をセレクトした。映画のワンシーンを思わせる洒脱なイメージで物語を広げる佐野のカット原画をもとに、小金沢が、時間と空間、平面と立体へと展開する新作のインスタレーションをつくり出す。
ダンサーやミュージシャンなど、他領域のアーティストとのコラボレーションを数多く手がけてきた小金沢が、自身と同じ「線を描く人」と時代を超えて協働する異色の「上映」に、注目してほしい。