東恩納裕一展

　The Third Gallery Ayaで 「東恩納裕一展」が開催されている。

　日常なありふれたもの、とくに、戦後日本のどこの家庭にもあった 「ファンシー」なインテリアをモチーフに絵画やオブジェを制作。それらは、西欧へのねじれた憧れが生み出したオリジナル不在の 「不気味なもの」と言えるかもしれない。代表作の日本独特の丸型の蛍光灯が多数絡むシャンデリアは白く過剰な光を発し、激しい存在感を湛えている。

　東恩納にとって、同廊での個展としては初となる本展では、様々なメディウムが盛り込まれたインスタレーションが公開され、2Fと4Fの2フロアを使った初の試みとなる。