洋画家・小磯良平の生誕120年を記念し、神戸市立小磯記念美術館で特別展「働く人びと 働くってなんだ?日本戦後/現代の人間主義(ヒューマニズム)」が開催される。会期は10月7日~12月17日。
本展は、「働く人」表現した作品のなかから、終戦より今日に至るまでの、美術家たちの多様な試みを紹介するもの。小磯が1953年に発表した画業最大の作品《働く人びと》(同館寄託)も5年ぶりに展示される。
ほかにも、会田誠や猪熊弦一郎、やなぎみわなどの作品も展示され、画家の関心や社会状況を反映しつつも、時にユーモアを持って表現された働く人の姿を通じて「働くとは何か」を問い直すものとなる。
展示作家は、靉嘔、相笠昌義、会田誠、朝倉摂、猪熊弦一郎、内田巌、梅宮馨四郎、海老原喜之助、大森啓助、尾田龍、桂川寛、北川民次、小磯良平、乙うたろう(前光太郎)、澤田知子、新海覚雄、菅原洸人、須田寿、高山良策、田中忠雄、長尾和、中谷泰、中村宏、西村功、野見山暁治、真鍋博、宮本三郎、やなぎみわ、脇田和。
会期中には展示作家らによるトークショーや、ワークショップ、コンサートなど関連イベントも複数開催される予定だ。足を運ぶ際にはこちらもあわせて参加してみてほしい。