EXHIBITIONS

ユトリロ ヴラマンク 荻須 展

荻須高徳

 ギャルリーためなが(大阪店)で 「ユトリロ ヴラマンク 荻須 展」が開催されている。

 後期印象派以後、20世紀に入ると世界では芸術の都パリを中心にキュビズムをはじめダダイズム、シュルレアリスムなどの美術運動が次々に派生し、若く才能ある芸術家たちが世界中からパリに集まり活躍した。

 そのいっぽうで、こうした同時代の美術の動向には関心を示さず独自の画風の探求に力を注ぎ、個性的な世界を築き上げた画家たちがいた。モーリス・ユトリロ(1883〜1955)とモーリス・ド・ヴラマンク(1876〜1958)を筆頭とし、彼らに強い影響を受けた荻須高徳(1901〜1986)もそのひとりといえるとしている。

 本展は、20世紀初頭よりフランスで独自の世界観を築いた3人の巨匠、モーリス・ユトリロ、モーリス・ド・ヴラマンク、荻須高徳が描いた油彩約30点を一堂に展覧する。