SERIES

PREMIUM
第33回

没後10年の現在地。籾山昌夫が語る「没後10年 江見絹子展—ヴェネチア・ビエンナーレを中心に—」を含む顕彰計画の軌跡

美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第33回は、神奈川県立近代美術館 葉山で開催中の「没後10年 江見絹子展—ヴェネチア・ビエンナーレを中心に—」を含む、江見絹子の画業を紹介する複数の展覧会を取り上げ、本展の担当学芸員である籾山昌夫(神奈川県立近代美術館普及課長)がその顕彰計画の軌跡を語る。

2025.12.24
PREMIUM
第68回

WORLD REPORT「ベルリン」:ポストコロニアルな議論の枠を超え、ユーモアで抗う第13回ベルリン・ビエンナーレ

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年10月号の「ベルリン」では、KW現代美術研究所、レールテ通り旧裁判所、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館、ゾフィーエンゼーレを会場として開催された第13回ベルリン・ビエンナーレについて、河内秀子が考察する。

2025.12.19
PREMIUM
第67回

WORLD REPORT「ロンドン」:女性が問う見えない労働としてのアートの価値。映画産業におけるアイデンティティの力学

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年10月号の「ロンドン」では、モダンアート・オックスフォードで開催されたバーバラ・ステヴィーニ「私自身を見つける」展とマッツ・ギャラリーで開催されたミシェル・ウィリアムズ・ガマカー「不可解な証拠」展について、橘匡子が考察する。

2025.12.18
PREMIUM
第66回

WORLD REPORT「ニューヨーク」:「近すぎる未来」と「遠すぎた回顧展」。「いま」を軸にMoMAが見せる二つの時間軸

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年10月号の「ニューヨーク」では、MoMA PS1で開催された「ザ・ギャザラーズ」展と、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された「ジャック・ウィッテン:ザ・メッセンジャー」展について國上直子が考察する。

2025.12.18
PREMIUM
第11回

「両手使いの民具」。これなーんだ?

一般の人々が日常の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた「民具」。一見ただの古い道具に見えるかもしれませんが、様々な切り口から観察してみることで、ユニークな造形や意外な機能性といった「デザインの工夫」に気がつくことができます。第11回目は「両手使いの民具」。これなーんだ?

PREMIUM
第1回

傷が決して塞がることのないように──ミレ・リーが刻む「痛み」の地形

不定期連載シリーズ「Rethinking Asia from Elsewhere / 他所から想像するアジア」では、グローバルな美術の舞台で活躍するアジア・ディアスポラの若手アーティストたちの実践に焦点を当てる。毎回、国内外で活動するキュレーターや批評家、ライターを招き、それぞれの視点から彼/彼女たちの活動を紹介していく。初回となる本記事では、キュレーターで本シリーズを提案したマーティン・ゲルマンが、世界中の注目を集めるアーティスト、ミレ・リーの表現について論じる。

PREMIUM
第10回

「にぎやかな民具」。これなーんだ?

一般の人々が日常の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた「民具」。一見ただの古い道具に見えるかもしれませんが、様々な切り口から観察してみることで、ユニークな造形や意外な機能性といった「デザインの工夫」に気がつくことができます。第10回目は「にぎやかな民具」。これなーんだ?

PREMIUM
第9回

「つくりかけの民具」。これなーんだ?

一般の人々が日常の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた「民具」。一見ただの古い道具に見えるかもしれませんが、様々な切り口から観察してみることで、ユニークな造形や意外な機能性といった「デザインの工夫」に気がつくことができます。第9回目は「つくりかけの民具」。これなーんだ?

PREMIUM
第13回

金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:“その後”──松美術館と中間美術館

2023年末までウェブ版「美術手帖」で続いた、インディペンデントキュレーター・金澤韻による連載「中国現代美術館のいま」。コロナ禍終盤から状況が変化し、経済の低迷によって大きな影響を与えられた中国の現代アートシーン。番外編として、北京の松美術館と中間美術館をお届けする。

PREMIUM
第64回

WORLD REPORT「アンカレッジ」:アラスカ先住民や日系二世による表現から、その土地を訪ねる意味を考える

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「アンカレッジ」では、アンカレッジ・ミュージアムのコレクション展と、アラスカ大学北方博物館の常設展「ギャラリー・オブ・アラスカ」を取り上げる。そこで見たアラスカ先住民や日系二世による作品は、来訪者たちに何を伝えるのか。大阪中之島美術館学芸員の大下裕司が考察する。

2025.9.8
PREMIUM
第63回

WORLD REPORT「ハワイ」:つながりと隔たりが交錯した「ALOHA」の地の芸術祭

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「ハワイ」では、今年の2月から5月まで開催された「ハワイ・トリエンナーレ2025」を取り上げる。同芸術祭の出展作家であり、生まれ故郷の沖縄を題材に制作を行うミヤギフトシが、自身のバックグラウンドとハワイの持つ歴史的文脈を交差させながら、その様子について語る。

2025.9.8
PREMIUM
第62回

WORLD REPORT「サンパウロ」:リナ・ボ・バルディの構想を受け継ぐサンパウロ美術館新館がオープン

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「サンパウロ」では、今年3月末に新館がオープンしたサンパウロ美術館(MASP)の「ピエトロ・マリア・バルディ館」のこけら落とし展「MASPに関する5つのエッセイ」を取り上げる。このユニークな美術館建築の成り立ちとも絡み合う本展の様子について、写真家・仁尾帯刀が論じる。

2025.9.5
PREMIUM
第61回

WORLD REPORT「グダニスク」:ポーランドの人々の心をとらえたある日本人銅版画家の「詩」的感性

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「グダニスク」では、今春開催された日本人版画家・大矢雅章の個展「大矢雅章:ミステリーズ・オブ・ネイチャー」展を取り上げる。親日国として知られ、木版画の人気も高いポーランドで開催された同展は、なぜ現地の人々を惹きつけたのか? インディペンデント・リサーチャーの光山清子が考察する。

2025.9.5
PREMIUM
第60回

WORLD REPORT「ベルリン」:外の人間だからこそ、見えてくるもの。移民が描く、社会のヴォイド

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「ベルリン」では、クンストヴェルケ現代美術センターで開催されたスン・テウ「1992, 2025」展と、グロピウス・バウで開催されたヴァギナル・デイヴィス「すばらしいプロダクト」展を取り上げる。移民としてこの土地に移り住んだ2人の女性アーティストに焦点を当て、河内秀子が社会のヴォイドについて考察する。

2025.9.4