ミカ・タジマは1975年ロサンゼルス生まれのアーティストで、現在はニューヨークで制作活動をしている。世界各地で個展、グループ展を行っており、近年では「六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト」(森美術館)に参加。人々の生活を取り囲むテクノロジーを通して、人間の作り出した環境や社会について考察している。
今回の展示では、高度に産業化、情報化した社会において、「私たち」がどのように主体的にかたちづくられているのかという問題に焦点を当て、新作のインスタレーション・映像・彫刻を発表。人間を取り巻く環境、身体、それに反する「心」の働き、それらの相互干渉が生み出す、制御と服従、共振と反発、拘束と自由の関係を扱う。