2017.3.7

「ミッフィー」だけじゃない!
500点の資料で紐解く
ディック・ブルーナの「シンプル」の正体

絵本「ミッフィー(うさこちゃん)」シリーズの作者として知られ、グラフィックデザイナーとしても数多くの名作を生み出したディック・ブルーナ。彼の作品に共通する「シンプル」の正体に迫る展覧会が、4月19日より東京・松屋銀座で開かれる。

展覧会メインビジュアル BLACK BEAR © copyright: Dick Bruna
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 2017年2月16日に89歳で逝去したオランダの絵本作家、ディック・ブルーナ。絵本「ミッフィー(うさこちゃん)」シリーズの作者として世界的に知られる彼だが、グラフィックデザイナーとしてペーパーバックの装丁やポスターなどのデザインも手がけ、温かみのある名作を数多く残した。

 同展では、200冊を超えるペーパーバック、約40点のデザイン原画やスケッチ、ミッフィーやボリスなどの絵本原画約30点に、ポスターの複製などを加えた約500点の展示を通し、彼の作品に共通する「シンプル」の正体とその魅力に迫る。

 加えて、「シンプルの明日」というテーマで、日本のデザイン界で活躍する気鋭の4組(KIGI、groovisions、中村至男、ミントデザインズ)がブルーナ作品からインスピレーションを受けて制作した新作も発表される。