ジブリ作品の言葉から「禅」を考える
続く第3章「うまれるところ」では、『禅とジブリ』で鈴木と3人の禅僧が交わした言葉が、ジブリ作品の場面写真とともに紹介される。
ここで目指されているのは、禅を難解な宗教思想として解説することではない。見覚えのある映画の場面と、禅僧や鈴木の言葉を重ねることで、それぞれの言葉を自分自身の生き方やものの見方へと引き寄せて考えることが促される。
さらに展示されるのが、鈴木が描いた絵に、龍雲寺住職の細川晋輔が賛を添えた「ジブリ禅画」だ。そこに登場するのは、トトロをはじめとするお馴染みのキャラクターたち。映画プロデューサーとして長年にわたり宮﨑の絵と向き合ってきた鈴木自身が、「書く」「描く」という行為を通して禅へと接近していく様子を見ることができる。






















