「NAKED meets ガウディ展」(寺田倉庫G1 ビル)開幕レポート。世界初公開資料と最新テクノロジーを通じて、ガウディの創造世界を知る【3/4ページ】

 後半では、財団が所蔵する貴重なコレクションを、実物またはレプリカで展示。本展でもとくに注目されるのが、ガウディの手記の実物が世界初公開されている点だ。そこには、自然へのまなざしや設計・制作に向き合う姿勢が記されており、「サグラダ・ファミリア」をはじめとする後年の建築思想へとつながる思考の一端を読み取ることができる。

エリア5展示風景より、手前はガウディが手がけてきた建築の模型。奥には扉の取っ手や椅子など、実際に触って体験できる展示も
エリア5展示風景より、中央は「ガウディの手記」。周囲には、ガウディの建築への向き合い方がうかがえるトピックが和訳され、設置されている

 また、ネイキッドならではのイマーシブ映像作品では、ガウディの主要建築を通してその歩みをたどることができる。1936年のスペイン内戦で多くが焼失した模型や設計図のレプリカも展示されており、「イエスの塔」の完成に思いを馳せながら、カタルーニャの地へと想像を巡らせる時間となるだろう。

エリア6展示風景より。サグラダ・ファミリアが生まれ、変化し、受け継がれてきた軌跡を没入空間のなかでたどる(*)
エリア7展示風景より、「サグラダ・ファミリア」の模型と設計図のレプリカ

編集部