冒頭を飾る圧巻のインスタレーション
世田谷美術館の象徴的な円弧状の展示室。展覧会の冒頭を飾る「chorus」はひとつのハイライトと言える。
窓ガラスから砧公園の自然が見えるこの展示室には、これまでつくられた1000を超えるテキスタイルのなかから、花や鳥、幾何学、プリズムなどをテーマにした約180種類がずらっと並ぶ。膨大なテキストを総覧することによって、ミナ ペルホネンのデザインがいかに別のデザインへと影響を与え、展開を見せてきたのかが実感できるだろう。

続く、本展でもっとも巨大な展示室は「score」。「tambourine」など、ミナ ペルホネンを代表する21の柄のデザインの成立過程と展開の様子を、原画や生地、様々なプロダクトから追うことができる。























