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大阪・関西万博、そして「静けさの森」を未来へ。藤本壮介、宮田裕章、SANAAが考える都市の未来

10月8日、万博閉幕を間近に控え、未来へ引き継がれる「レガシー」をテーマとした2025年日本国際博覧会テーマウィークプログラム「共鳴と森―突き破る塔(1970)から開かれる空(2025)へ」が開催された。とくに万博の経験を未来の都市づくりにいかに活かすかがテーマとなった宮田裕章、SANAA(妹島和世/西沢立衛)、藤本壮介が参加した第3部「Expo2025 以降の都市」の内容をレポートしたい。

文=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

大阪・関西万博の「Better Co-Being」

 10月8日、万博閉幕を間近に控え、未来へ引き継がれる「レガシー」をテーマとした2025年日本国際博覧会テーマウィークプログラム「共鳴と森―突き破る塔(1970)から開かれる空(2025)へ」が開催された。会場の様子をレポートする。 

 このイベントには、大屋根リングを設計した藤本壮介、会場中央「静けさの森」をプロデュースする宮田裕章、ランドスケープデザインを手がけた忽那裕樹、建築ユニットSANAA(妹島和世/西沢立衛)、横山英幸(大阪市長)らが登壇し、万博の終幕とその先の展望について語った。

 なかでも万博というレガシーを生かした都市の未来について考えた宮田、藤本、SANAAの2人が登壇した第3部「Expo2025 以降の都市」の内容についてレポートしたい。

2025年日本国際博覧会テーマウィークプログラム「共鳴と森―突き破る塔(1970)から開かれる空(2025)へ」より、左から宮田裕章、妹島和世、西沢立衛、藤本壮介