作品はアパレルの販売スペースにも続いている。本展はメゾン マルジェラの今年の秋冬コレクションのテーマである「Loved to Death」と共鳴するものとしても位置づけられており、チョンによる人体のかたちをした立体作品や、皮膚を想起させる平面作品などは、生命の在処をファッションとともに思考させてくれるものだ。

《In the Wake of Reflections》の金属の管は2階のベランダの屋根にまで伸びており、2階から屋外に出て、彫刻のディテールをじっくり見ることも可能だ。

会場全体で、メゾンのクリエイションと、二人の作品の交歓を感じることができる本展。これまで欠番だった、メゾン マルジェラのナンバリング「2」を掲げ、ソウルを皮切りにスタートした本プロジェクトの次なる展開に期待したくなる仕上がりだ。



















