「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」見どころレポート【8/14ページ】

甲斐啓二郎「骨の髄 | Down to the Bone」(くろちく万蔵ビル)

 福岡県出身の甲斐啓二郎は、世界各地の格闘的な祭事に赴き撮影を行う写真家だ。現場では乱暴にシャッターを切りながらも、そこに写る人々の「生」に着目し、その根源的な問いに向きあっている。

 会場のくろちく万蔵ビルでは、現代のフットボールの原型となったスポーツを撮影した2つのシリーズをはじめ、黒石寺蘇民祭など4ヶ所の裸祭り様子をとらえた「綺羅の晴れ着」シリーズ、そして2ヶ所の火祭りを撮影した「手負の熊」「一条の鉄」シリーズを展覧。また巨大な3面スクリーンでは迫力ある映像を音声付きで楽しむことができる。

甲斐啓二郎「骨の髄 | Down to the Bone」展示風景
甲斐啓二郎「骨の髄 | Down to the Bone」展示風景
甲斐啓二郎「骨の髄 | Down to the Bone」展示風景

編集部