「DESIGNART TOKYO 2024」開幕レポート。「Reframing ─転換のはじまり─」をテーマに、都内各所に過去最大の117展示【2/3ページ】

「Reframing」展 会場風景より。会場構成はHYBE Design Team

 今回このテーマをもとに企画されたオフィシャルエキシビション「Reframing」展(会場:ワールド北青山ビル)には、「アート」「デザイン」「クラフト」「テクノロジー」の分野からそれぞれ金澤韻、川合将人、立川裕大、青木竜太の4人がキュレーターとして参加。18組のクリエイターによるアプローチから“Reframing”を体感できるものとなっている。

 参加クリエイターは、ARKO、Ben Storms、Human Awesome Error、中村弘峰、Jiabao Li、India Mahdavi、José Zanine Caldas、長谷川絢、平澤賢治、Kenji Hirasawa and Yoshiki Masuda、Marion Baruch、みょうじなまえ、nendo、nor、舘鼻則孝、ryo kishi、STUDIOPEPE、The TEA-ROOM (Ryuta Aoki + Soryo Matsumura)。会場構成はHYBE Design Teamが担当した。

「Reframing」展 会場風景より、みょうじなまえ《OUR BODIES》(2020-)。西洋絵画の裸婦に服を描き加える芸術実践。美術の世界における男性中心の価値観から、女性たち自身の身体を取り戻すことを試みている
「Reframing」展 会場風景より、手前からJosé Zanine Caldas《Sofa com rede》(1972)、ARKO《砂漠の火影》
「Reframing」展 会場風景より、ryo kishi《Distrted Flower》(2023)
「Reframing」展 会場風景より、Jiabao Li《ANIMO》(2024)。毎年20億匹もの野生動物が交通事故で死んでいることを受けた作品。死骸を模したカーペットを掃除する自動掃除ロボットがその事実を無かったことにするかのように血痕を掃除していく

 また、同会場にはLIXILやボルボによる新たなプロダクトも紹介されている、既存の価値観を超え、いかに新たな価値を生み出すことができるのか。各企業ならではの試行錯誤も読み取ることができるだろう。

LIXIL「bathrope」
Volvo「EX30」

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