「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」が開催。アーティストと企業・研究機関のコラボが一堂に

アーティストと企業・研究機関がコラボレーションすることで制作した作品を展覧し、表彰する「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」。⽇本で類を⾒ないこのコンペティションが1月29日に京都市京セラ美術館で開幕する。

「KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティションスタートアップ展」の様子 2020年度開催 撮影=麥生田兵吾

 KYOTO STEAM−世界⽂化交流祭−実⾏委員会が主催するフェスティバル「KYOTOSTEAM−世界⽂化交流祭−」は「アート×サイエンス・テクノロジー」をテーマに、アーティスト、科学者、技術者、研究者らが協働する実験的で⾰新的な複数のプロジェクトからなる、⽂化・芸術の祭典だ。未来に希望が持てる社会を構想し、世界へと発信することを目指している。

 「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」のコアプログラムである「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」は、アーティストと企業・研究機関がコラボレーションすることで制作した作品を展覧し表彰する、⽇本で類を⾒ない形式のアートコンペティションだ。

株式会社堀場製作所とのコラボレーション作品をつくる興梠優護
コラボレーションの様子。左が理化学研究所の市橋泰範、右が川松康徳

 2020年度中に実施した公募にエントリーした41件の企業・研究機関と111件の作品プランのなかから、有識者による審査会を経て、以下の11組のアーティストと企業等の組合せが決定した。⼤⻄康明×福⽥⾦属箔粉⼯業株式会社、⾦森由晃×株式会社フジックス、⾦⼦未弥×有限会社丸重屋、川松康徳×国⽴研究開発法⼈理化学研究所植物-微⽣物共⽣研究開発チーム、興梠優護×株式会社堀場製作所、佐藤壮⾺×KYOTOʼs 3D STUDIO株式会社、Kikoh Matsuura×株式会社島津製作所、三⽊⿇郁×国⽴病院機構新潟病院臨床研究部医療機器イノベーション研究室、三原聡⼀郎×mui Lab、宮⽥彩加×株式会社SeedBank、⼭崎阿弥+マイケル・スミス-ウェルチ×Konel。

Kikoh Matsuura×株式会社島津製作所の出品作品イメージ
佐藤 壮馬×KYOTO’s 3D STUDIO株式会社の出品作品イメージ

 この11組が2022年1⽉29日から、京都市京セラ美術館新館の東⼭キューブにて展覧会を開催。画家、彫刻家、映像作家、インスタレーション作家といった様々なジャンルのアーティストたちが、「アート×サイエンス・テクノロジー」の可能性を体現することを⽬指して、様々な技術や知見を持つ企業や研究機関と制作した作品が一堂に会する。

コラボレーションの様子。左が新潟病院の石北直之、右が三木麻郁
コラボレーションの様子。左が金子未弥、右が有限会社丸重屋の柏原優也

 企業・研究機関とのコラボレーションにより拡張した、新たなアートの可能性に触れることができる希少な機会。ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

編集部

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