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第4回フリーズ・ソウルがプログラムの全貌を発表。ソウル市内を横断する多彩なプログラムも【2/2ページ】

 Frieze Liveでは、アートソンジェ・センターとの共同企画により、韓国の若手作家を紹介するオフサイト展「2: Eleven Episodes」が8月26日から10月26日まで開催される。参加作家には、女性およびジェンダークィアの視点を取り入れた作家が多く、身体性やアイデンティティ、社会的帰属をめぐる作品が展開される。

 そのほかにも、アーティスト・デュオのムン・ギョンウォン&チョン・ジュンホによるの新作や、リアム・ギリックによる空間インスタレーション、UNICEF支援を目的としたPrint Bakeryとの限定陶芸プロジェクトなど、アーティスト主体の特別企画も予定されている。

フリーズ・ソウル2024より、Frieze Liveの様子 Photo by Lets Studio. Courtesy of Frieze and Lets Studio

 また、会期中には「Frieze Week」と題した都市型プログラムが実施され、ソウル市内各地でレイトナイトギャラリーオープンやアーティストによるアクティベーションが行われる。9月1日から4日までの4日間には「Neighborhood Nights」が開催され、ウルチロ(1日)、ハンナム(2日)、チョンダム(3日)、三清洞(4日)といったエリアのギャラリーが夜間営業や特別イベントを行う予定だ。

 さらに、フェア期間中には主要美術館での展覧会も多数予定されており、Leeum美術館でのイ・ブル展、アモーレパシフィック美術館でのマーク・ブラッドフォード展、アートソンジェ・センターでのアドリアン・ビジャル・ロハス展、国立現代美術館でのキム・チャンヨル展などがラインナップされている。

 ディレクターのパトリック・リーは次のようにコメントしている。「今年で第4回を迎えるフリーズ・ソウルを再び開催できることを大変嬉しく思います。本フェアは、韓国と国際的な観客が交流する重要な場として定着しており、今年もCOEX内外にわたる多様なプログラムを通じて、より深い文化的対話を生み出していきます」。