2023年秋に京都駅東側エリアへのキャンパス移転を予定している、京都市立芸術大学(京都芸大)。この事業を支援するため、同大ゆかりの作家たちによるアートオークションが開催されることとなった。
オークションは、「伝える」「手渡す」「伝達する」といった意味を持つ「Hand On」をタイトルに掲げており、320組が呼びかけに応じて参加出品作品数は400点を超えるという大規模なものだ。なかには赤松玉女学長と森村泰昌客員教授のコラボレーション作品をはじめ、上村淳之名誉教授(日本画)、秋山陽名誉教授(陶磁器)、石原友明教授(現代美術)、 石橋義正教授(現代美術)、小清水漸名誉教授(彫刻)、金氏徹平准教授(現代美術/彫刻)、中井貞次名誉教授(染 織)、中原浩大教授(現代美術/彫刻)、森田りえ子客員教授(日本画)、山極壽一客員教授(人類学者/霊長類学者) など、京都市立芸術大学教員ならびに美術学部・音楽学部卒業・大学院修了生からの多様な作品が出品。収益金は、移転整備支援基金(設備・備品等充実)として大学へ寄付される。
入札は2023年1月6日11:00〜1月9日19:00まで、会場(京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA)・WEB・FAXの3つの方法で可能。オープン前日の1月5日には、招待制のオープニングとプレビューが実施される。
オークションではあるものの、幅広い年代・ジャンルの作品が一堂に会する展覧会としても楽しめそうだ。