2017年の初回以降、毎年開催されている京都府主催のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO」。その6回目となる「ARTISTS' FAIR KYOTO 2023」が、来年3月4日・3月5日に行われる。
同フェアは、次世代のアーティストが世に羽ばたくきっかけづくりとして、また来場者とアーティストとのコミュニケーションを生み出す場として年々存在感を増している。
まだ見ぬアートシステムが生まれる事を願い「Singularity of Art (シンギュラリティ オブ アート)」をテーマに掲げるこのフェアのディレクターは、引き続きアーティスト・椿昇が担当。若手アーティストを推薦するアーティスト「アドバイザリーボード」には、池上⾼志、⼩⾕元彦、やなぎみわらを新たに迎えた総勢16組が名を連ねる。
出品アーティストは、アドバイザリーボードと公募により選出された可能性溢れる若手アーティスト40組。メイン会場はこれまで同様の京都府京都文化博物館 別館、京都新聞ビル 地下1階に加え、東本願寺の飛地境内地の庭園「渉成園(枳殻邸・きこくてい)」が新たに加わった。渉成園では、アドバイザリーボードと出品アーティストによる展覧会が行われるという。
また、前回に続きメイン会場を起点に京都の街中に展開するサテライト会場や若手批評家育成プロジェクトも継続。展覧会とアートフェアをボーダレスに展開する同フェアの次回にも期待したい。