1万年前の「美」に触れる。
「縄文展」が東京国立博物館で開催決定

東京国立博物館で2018年7月より、「縄文の美」に焦点を当てた特別展「縄文―1万年の美の鼓動」が開催されることが明らかになった。

重要文化財 遮光器土偶  青森県つがる市木造亀ヶ岡出土 紀元前1000~前400 東京国立博物館蔵

 約1万3000年前に始まったといわれる縄文時代。この時代に生み出された土器や土偶などに焦点を当てた展覧会が「縄文―1万年の美の鼓動」だ。

 本展では、縄文時代といえば誰もが思い浮かべるであろう国宝《火焰型土器》をはじめ、ユニークな姿かたちをした重要文化財《遮光器土偶》や、国宝《土偶 中空土偶》、重要文化財《木製編籠(縄文ポシェット)》などを展示。

国宝 火焰型土器 新潟県十日町市笹山遺跡出土 紀元前3000~前2000 十日町市蔵(十日町市博物館保管) 撮影=小川忠博

 「縄文の美」をテーマに、日本列島で育まれた1万年間にわたる縄文時代の「美」を、時期や地域を超えた優品で紹介。それぞれのかたちに込められた当時の人びとの技や思いに迫るものになるという。

 なお、本展詳細は2018年2月下旬頃に発表される予定となっている。

編集部

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