東京藝術大学はいまなぜ「ゲーム・インタラクティブアート専攻」を新設するのか? 芸術としての「ゲーム」追求へ
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 ゲーム・インタラクティブアート専攻に就任予定の教員と担当は、小山順一朗(企画・ゲームデザイン領域担当)、三宅陽一郎(ゲームテクノロジー領域担当)、桐山孝司(社会応用領域担当)、八谷和彦、牧奈歩美、薄⽻涼彌(助教)、⾦井啓太(助教)。また、兼担・協力予定の教員には、岡本美津子(東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授)、亀川徹(同大学音楽学部音楽環境創造科教授 兼 演奏芸術センター長)。講師陣には、待場勝利(ゲーム表現技術)、中川大地(ゲーム文化研究)、小野憲史(ゲーム文化研究)、北村一樹(インタラクティブミュージック/ゲームサウンド実装演習)、増野宏之(インタラクティブミュージック/ゲームサウンド実装演習)、Jini(現代ゲーム概論)らが予定されている。

 また、求める入学者像には芸術分野のみならず、情報・工学分野の学生も想定されていることにも注目したい。教授・講師陣の顔ぶれやこのアドミッションポリシーからも、既存の枠にとらわれない新たな「ゲーム」の在り方を追求することが同専攻の大きな特色だと言えるだろう。

 なお、同専攻の入学試験は2026年1〜2月頃を予定。今年8月上旬に募集要項の公開、さらに8月31日には同専攻への入学希望者を対象とした入試説明会も実施されるため、関心のある方はぜひこちらへの参加をおすすめしたい。

選考開設発表会の様子

編集部