東京・上野の国立西洋美術館で、会話を楽しみながら作品を鑑賞できるイベント「にぎやかサタデー」が今年は8月3日に開催される。
展覧会は通常会話を制限されるものではないが、静かにすることが暗黙の了解として求められている。本イベントでは、作品の前での会話を促すことで、作品鑑賞の驚きや喜びの輪をさらに広げることを狙うものとなる。
当日は無料観覧となる常設展・企画展にあわせ、年齢を問わず作品鑑賞を楽しめる企画も用意される。例えば、常設展では「この絵をさがしに行こう!」企画を実施。作品の一部分を切り取った写真が添付されたポストカードが1人につき1枚配られ、ゲーム感覚で作品鑑賞が楽しめるという。
また、企画展で「内藤コレクション 写本―いとも優雅なる中世の小宇宙」が開催中。作品をより楽しむための問いかけや作品解説を掲載した小冊子が配布されるほか、今年は写本作品の一部を並べたビンゴも用意される予定だ。
なお当日は、小さな子供連れでも美術館を楽しめるように、キッズスペースや授乳室も設置される。