2018年より進められてきた東京・銀座のソニービル建て替えプロジェクト、通称「Ginza Sony Park Project」。そのプロジェクトの最終形態として、「Ginza Sony Park」が1月26日にグランドオープンする。
「Ginza Sony Park」は、生活における余白と変化し続けるアクティビティによって、街や人に新たなリズムを生み出す「都会のなかの公園」をコンセプトにリニューアルが進められてきた。銀座の標準的な建物の半分ほどの高さにあえて低く構えることで、集積率の高い都会のなかに余白と新しい景観を生み出すことを目的としている。また、ソニービルが大切にしてきた「街に開かれた施設」という設計思想と、「ジャンクション建築」「縦のプロムナード」といったユニークな建築的な要素も継承されることとなった。
同プロジェクト主宰の永野大輔(ソニー企業株式会社 代表取締役社長・チーフブランディングオフィサー)は、このグランドオープンを目の前に次のように語っている。「伝えたいメッセージは、“銀座の庭、Ginza Sony Park”。ソニーが銀座に生み出した公園であり、訪れた人々にとってプライベートのような空間であってほしいという思いが込められている」。
また、Ginza Sony Parkは、余白とアクティビティのバランスを大切に、ソニーらしいユニークなアプローチで新たな感動と文化を生むプラットフォームとなることを目指しているという。グランドオープンに際しては、ソニーグループの6つの事業をテーマとした体験型プログラム「Sony Park展 2025」が開催されるほか、Ginza Sony Parkが提案する「食のアクティビティ」としてカジュアルダイニングもオープン予定だ。これらはすべてソニーグループが手がけるものであり、テナントは一切入らないというのだから驚きだ。