第2回目の「シャネル ネクスト プライズ」の受賞者が発表。ホー・ツーニェンら10名が受賞

2年に1度開催される、シャネル文化基金の主催による国際的な芸術文化賞「シャネル ネクスト プライズ」。その第2回目の受賞者が発表された。

第2回目の「シャネル ネクスト プライズ」の受賞者10名 © CHANEL

 シャネル文化基金が主催する国際的な芸術文化賞の第2回目となる「シャネル ネクスト プライズ」の受賞者10名が発表された。

 2年に1度開催されるこの賞は、それぞれの分野を再定義している国際的なコンテンポラリーアーティスト10名に授与されるもの。各受賞者にはそれぞれ10万ユーロ(約1633万円)の賞金が授与され、 各アーティストが取り組む時代の先駆けとなるプロジェクトの実現をサポートしていく。

 今年の受賞者には、今月に東京都現代美術館での個展開幕を控えているシンガポール出身のアーティスト、ホー・ツーニェンやジョージア出身のトリア・アスタキシュヴィリなどの現代美術家のほか、ダヴォーン・ティネス(シンガー、クリエイター)、ウーナ・ドハーティ(振付家)、ムーア・マザー(詩人、ミュージシャン)、アンナ・ソルヴァルドスドッテ(作曲家)、サム・エング(ゲームクリエイター)、カンテミール・バラゴフ(映画監督)、フォックス・マクシー(映画監督、ヴィジュアル・アーティスト)、ダルトン・パウラ(ヴィジュアル・アーティスト、教育者)が名を連ねている。

 また、この賞の一環として、各受賞者はロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを含む、シャネルの世界各地の文化的パートナーの支援による2年間のメンターシップおよびネットワーク・プログラムを利用することもできる。シャネル グローバル アート&カルチャー部門の責任者であるヤナ・ピールは、今回の発表について次のようにコメントしている

 「CHANEL Next Prizeは、変化をもたらし、それぞれの分野を再定義するアーティストの創作活動のさらなる飛躍を目指して設立された。その第2回目である今回も、それぞれの分野の第一線で活躍する10名のアーティストたちを選出し、クリエイティブな活動を追い求めていく彼らを支援する。彼らそれぞれが変革をもたらすアーティストかつ先駆者であり、アートやオペラ、映画やゲームデザインに至るまで、様々な文化領域にわたり既存の慣習に対して新たなアプローチで挑んでいる。アーティストたちの今後のクリエイティブな挑戦を見守ることは、スリリングなことになるだろう」。

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