フランスの俳優であり、歌手、作詞家、映画監督であったセルジュ・ゲンズブール(1928〜91)。その邸宅がサンローランとのパートナーシップのもと、「メゾン・ゲンズブール」としてオープンする。
メゾン・ゲンズブールは2ヶ所で構成。一つ目はゲンズブール通り5番地に位置し、セルジュ・ゲンズブールが22年間暮らした邸宅だ。
1981年、セルジュ・ゲンズブールは、画家のステファン・ド・イェーガの作品に出合い、自身の肖像画の制作を依頼。邸宅にはこの肖像画が展示される。なお、パリとロサンゼルスにあるサンローラン リヴ・ドロワ ストアでは、「男の肖像画」と名付けられたイェーガのオリジナル作品2点が展示されている。
いっぽう、この邸宅の向かいの14番地には、ゲンズブールの生涯とキャリアをたどるミュージアムがあり、ブック&ギフトショップやカフェピアノバー「Le Gainsbarre」が併設されるという。
メゾン・ゲンズブールのミュージアムには、セルジュ・ゲンズブールのテニス・ストライプ生地を用いた一つボタンの女性用ジャケットなど、約450点のオリジナル・アイテムが展示。このアイコニックなジャケットは、アンソニー・ヴァカレロのクリエイティブ・ディレクションのもと、サンローランに よってリデザインされたものだという。