日本を代表する建築家であり、島根県芸術文化センター「グラントワ」の設計者である内藤廣。同センター内・島根県立石見美術館で9月16日より開幕となる個展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」の公式図録の発売が決定した。
本書では、「海の博物館」から近作「紀尾井清堂」までの代表作に加えて、学生時代の卒業設計や美術館課題、独立前から近年までのコンペ案の数々、進行中プロジェクトなど、初公開の情報を多数掲載。ドローイングや、写真、模型、断面矩計図とともに、今回の展覧会の大きな特徴でもある「赤鬼と青鬼」による解説文も全て収録されているもポイントだ。
内藤のこれまでの活動を総覧できる本書。384ページ・オールカラーのボリュームを展覧会と合わせて楽しみたい。